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【中米経済統合銀行】据置:AA /安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 18I0001j

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1 8 - I- 0 0 0 1

2 0 1 8年 4 月 4 日 株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

中米経済統合銀行

(証券コード:-)

【据置】

長期発行体格付 AA-

格付の見通し 安定的

債券格付 AA-

■格付事由

(1) 中米諸国の経済統合とバランスの取れた経済社会発展の促進を目的とする国際開発金融機関。格付は、①

加盟国の強固な支援体制②当行に対する国際社会の支援③優先債権者の地位④健全な財務内容と潤沢な流

動性―を反映している。他方、格付は、他の国際金融機関と比べて政治・経済的に不安定な地域への株

主・貸出の集中度が高いことなどにより制約されている。中米経済は、米国経済の回復の恩恵を受けてい

るものの、加盟国の中には依然として政治・経済的に比較的高いリスクを抱える国がある。16 年 6 月の

設立協定の改訂により機動的な増資による資本の強化、貸出ポートフォリオの分散を図ることが可能とな

り、足元では加盟国の拡大が進んでいる。これに加えて、当行は保守的な財務規律に基づき潤沢な流動性

を維持した上で、資本基盤の強化や資金調達先の多様化を進めるなど、ストレスに対する耐性を有してい

る。以上を踏まえ、格付を据置き、見通しを安定的とした。JCRは引き続き、貸出先の分散化や資本構造

の強化の進展に注目していく。

(2) コスタリカ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグアの中米 5ヵ国により 1960年に設

立された国際開発金融機関。当行は、設立協定に基づき、加盟国・地域の政府による規制の免除など、優

先債権者としての地位を享受している。当行は中米5ヵ国にとり、あらゆる国際開発銀行の中でも最大の

資金供与者となっており、地域の国際開発銀行として、中米地域の経済・社会発展に大きく貢献している。

また、他の国際機関や二国間機関の中米支援の受け皿にもなっており、当行の信用力を高める一因となっ

ている。

(3) 株主は、設立加盟国の中米5ヵ国に加え、設立加盟国でない域内国であるパナマ、ドミニカ共和国、ベリ

ーズ、域外国である台湾、メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、スペインの 13 ヵ国・地域にわたる。

17 年 4 月、当行の理事会はキューバの 0.5 億ドルの応募出資による域外加盟国としての申請を承認した。

出資条件が満たされれば、正式な加盟国になる見込みである。09年4月には、当行の授権資本を20億米

ドルから 50億米ドルに拡大することが合意され、0.8億米ドルに上る資本の払込は17 年3月 28日に予

定通り終了した。当行の資本と株主構成およびガバナンスに関して、16 年の設立協定の改訂により、パ

ナマとドミニカ共和国がそれぞれ2億米ドルの応募済資本、総額1億米ドルの払込資本の引上げを行った。

加えて、18 年 1 月には、韓国が 4.5 億米ドルの応募済資本による域外加盟国としての申請を実施した。

韓国は、域外加盟国の株主の中で2番目に大きく、台湾に次ぐアジアの加盟国となる。これにより、当行

の統治構成はより分散化される見通しである。18 年 2 月に当行の理事会により、韓国の応募済資本は承

認され、総額1.1億米ドルの資本の払い込みが今後4年に渡り実施される予定である。これにより、当行

の資本と貸出能力はより強化される見通しである。正式な加盟手続きは、数ヵ月以内に完了する予定であ

る。18 年以降も、さらなる増資計画を検討している。設立加盟国である中米 5 ヵ国の出資比率は払込資

本金ベースで 59%であり、05/12 期末の 72%に比べると緩やかではあるものの、株主の分散が進んでい

る。域外加盟国・地域には、設立加盟国と比べて信用力の高い国・地域が含まれる。

(4) 当行の総資産および融資残高は、17/12期末時点でそれぞれ 97 億米ドル、68 億米ドルにのぼる。融資残

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つつある。しかし、17/12期末は87%と依然として集中度は高い。貸出残高に占める民間部門(政府保証

のない金融機関および事業法人向け)のシェアは 17/12期末で17%と、AAA が付与されている国際機関

に比べると高いが、同比率はピーク時の44%(06/12期末時点)から大きく低下してきた。資産の質は、

17/12期末時点の不良債権比率が0%と極めて良好な水準に維持されている。

(5) 当行は、設立協定や内規に基づき、保守的な財務運営を行っている。貸出残高の上限は株主資本の 3.5 倍、

金融債務残高は株主資本の3.0倍に制限されており、17/12期末はそれぞれ2.4倍、2.4倍であった。流動

資産は、常に今後6ヵ月の総資金需要額(予定される貸出金の出金を含む)以上を維持し、資金調達環境

の悪化や特定の借入国による返済の延滞に直面しても、事業を継続できる耐性を有している。また、他の

国際開発銀行と同様に当行も収益の拡大を優先していないものの、継続的に黒字を計上し続けている。

(担当)増田 篤・利根川 浩司

■格付対象

発行体:中米経済統合銀行(Central American Bank for Economic Integration)

【据置】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 AA- 安定的

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付

第 3 回円貨債券(2015) 55 億円 2015 年 12 月 4 日 2020 年 12 月 4 日 0.66% AA-

第 4 回円貨債券(2015) 45 億円 2015 年 12 月 4 日 2025 年 12 月 4 日 0.96% AA-

2020年8月13日満期南アフリカ・

ランド建債券(グリーンボンド)

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格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2018年3月30日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:増田 篤

主任格付アナリスト:増田 篤

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に「信用格付の 種類と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に、 「国際開発金融機関の信用格付方法」(2013年3月29日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 中米経済統合銀行(Central American Bank for Economic Integration)

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCR の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性 の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外 の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCR が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入 手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・格付関係者が提供した監査済財務諸表

・格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

JCR は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、 独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、 当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NRSRO 登録状況

JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の4クラス

に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJCRのホームページ(https://www.jcr.co.jp/en/)に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■本件に関するお問い合わせ先

参照

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